「震災の教訓生かす」 重点目標に六つの柱 井戸知事

2014/01/01 15:56

2014年の抱負を語る井戸敏三知事=兵庫県庁

 兵庫県の井戸敏三知事は新年に当たって会見し、「震災の教訓を生かす兵庫づくり」など、2014年の重点目標となる六つの柱を挙げた。「これまでに培った力を結集し、成熟社会にふさわしい新たなモデルの構築を目指したい」と抱負を語った。 関連ニュース 独・州首相が井戸知事を表敬訪問 「交流深化を」 兵庫県知事「新分野に取り組みを」 県幹部に喚起 ホーチミン市人民委委員長 兵庫知事を表敬訪問

 目標に掲げた柱はほかに、健康づくりや子育て環境の充実によって「安心して暮らせる」▽若者や女性、高齢者、障害者の就業支援などで「一人ひとりが活躍する」▽先端産業やオンリーワン企業の創出などで「産業が躍進する」▽再生可能エネルギーの導入促進などによる「エネルギー安定と環境創造」▽地域資源を生かした交流促進など「地域が元気なふるさと兵庫づくり」。
 「震災-」では津波対策のための防潮堤整備や災害に強い森づくりなどを挙げ、東日本大震災の被災地支援を継続。阪神・淡路大震災から20年の関連事業を4月から展開する。
 14年は、但馬全域を会場に活性化イベント「夢但馬2014」を開き、計300事業を展開。秋には全国農業担い手サミットが県内9地域で開催される。企業庁が進める太陽光発電事業が本格稼働し、ダムののり面を利用した太陽光発電なども始まる。(三木良太)

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