亡き兄と姉の思い受け継ぐ 芦屋の精道小、児童朗読
2014/01/17 16:40
追悼式で自作の追悼文を読む精道小6年の米津凛くん=17日午前9時40分、芦屋市精道町(撮影・辰巳直之)
児童8人が亡くなった芦屋市立精道小学校で17日、追悼式典があり、兄と姉を亡くした6年の米津凜君(11)が遺族代表として作文を読み、生きることの大切さを語り掛けた。
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米津勝之さん(53)一家4人が暮らしていた芦屋市津知町の文化住宅は震災で全壊。同小1年の長男漢之君=当時(7)=と、長女深理ちゃん=当時(5)=が亡くなった。震災から2年後に次女の英さん(16)、その5年後に凜君が生まれた。
児童の遺影を前に、米津君は「これから僕は兄や姉の経験していない喜びや悲しみと出会って大人になっていく。思いを受け継ぎ、次の世代へ伝えていく役目を果たせる人になりたい」としっかりした口調で読み上げた。