淡路市で追悼の合唱 阪神・淡路大震災19年

2014/01/17 16:40

 北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)で開かれた追悼行事では、午前5時46分の黙とうに続き、淡路島内の住民有志らが慰霊碑前で「見上げてごらん夜の星を」を合唱。澄んだハーモニーを響かせ、犠牲者の鎮魂と復興を願った。 関連ニュース 神戸港がアジアのハブ港復活へ新組織 官民で方策 洲本でドラクエ冒険の旅 原作者の故郷でイベント 淡路の2高校に期日前投票所設置へ 県知事選

 同公園には淡路島内の犠牲者と同じ63本の竹灯籠が並び、遺族や友人らが鎮魂を願った。
 「一瞬で生と死が分けられた。どうして…」。母の登美恵子さん=当時(66)=を亡くした大上裕子さん(62)=同市斗ノ内=は、今もやりきれない。
 夫の死後も趣味の旅行を楽しんでいた母。大上さんは大病を乗り越え、保育士を勤め上げた。「健康で暮らせるように見守り続けてほしい」と願った。
(佐藤健介)

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