震災19年 教職員らが追悼の夕べ 神戸
2014/01/17 23:42
犠牲者にささげる合唱を披露する神戸市立桂木小の児童=ラッセホール
阪神・淡路大震災で犠牲になった児童・生徒、教職員らをしのぶ「追悼の夕べ」(兵庫県教職員組合主催)が17日、神戸市中央区のラッセホールで開かれ、遺族や関係者ら約240人が参列した。
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式典では、亡くなった子どもらの名前を刻んだ銘板に献花し、黙とう。同市立桂木小の合唱団が「しあわせ運べるように」などの歌声を響かせた。メモリアルコンサートでは、同市立鹿の子台小の小林久美子教諭(47)と竹下篤子教諭(49)がフルートやピアノを演奏した。
小林さんは震災当時、同市東灘区の御影北小で1年を担任。同学年の児童が犠牲になったといい、「毎年この日は気が重いが、子どもたちが学校に来ることの素晴らしさをかみしめ、学ぶ教室があることに感謝している」と語った。(紺野大樹)