非常用品、備え万全に 神戸で学生が手ほどき

2014/11/10 19:41

ワークショップに参加した子どもに、非常持ち出し袋の中身を選んでもらう大学生=神戸市中央区東川崎町1

 阪神・淡路大震災20年事業として、神戸新聞社と神戸市などが大学生らと結成した「117KOBEぼうさい委員会」が9日、神戸ハーバーランドで、防災に関するワークショップを開いた。学生12人が、若者や親子連れに、非常持ち出し袋に非常用品を入れる手ほどきなどをした。 関連ニュース 衆院議場に防災ヘルメット 大島議長ら着用訓練 災害の備え“おいしく”学ぶ 親子で非常食作り 災害への備え考えよう 相生で“防災のつどい”

 同委員会は、震災を体験していない世代に記憶と記録を継承するため、8月に発足。神戸学院大や神戸大、兵庫県立大などの約30人が参加し、災害の知識や応急手当の技術を身に付けた「ぼうさいマスター」の養成にも取り組んでいる。
 この日は神戸新聞社前の広場に、ゴミ袋を使った雨具作り▽新聞紙を使った非常用スリッパ作り▽非常食の試食-など複数のコーナーを設けた。
 神戸市立山の手小2年の女児(8)は「地震で避難するとき、毛布がないと寒い。非常持ち出し袋があった方が良いと思った」と話した。
(森本尚樹)

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