震災20年 山田洋次監督、竹下景子さんが神戸で対談

2014/11/25 19:40

竹下景子さん

 阪神・淡路大震災20年を前にした来年1月15日、「男はつらいよ」シリーズなどで知られる映画監督山田洋次さんと、被災地で詩の朗読を続ける女優竹下景子さんによる公開対談が、神戸文化ホール(神戸市中央区)で開催される。 関連ニュース 今秋朝ドラの夫役に松坂桃李さん 「わろてんか」 詩に込めた震災の記憶 竹下景子さん涙の朗読 震災復興願い、竹下景子さん朗読 詩集第4版出版

 震災20年に向けた神戸市の「継承・発信事業」の一環。同市が25日、発表した。
 山田さんは同シリーズ最終作の一部を、被災した神戸市長田区で撮影。市民有志の要望で脚本を書き換え、故渥美清さん演じる寅さんがボランティアに加わるシーンなどを加えたという。
 竹下さんは被災者を励まそうと、1999年に震災詩の朗読を開始。2012年まで毎年1月17日に神戸で朗読コンサートを開き、以降は東日本大震災の被災地で3月11日に実施している。
 対談では、山田さんと竹下さんの目から見た被災地・神戸とその後の20年間の歩みを、それぞれの活動を通じて振り返ってもらう。久元喜造市長がコーディネーターを務める。
 午後3時半から。参加希望者は同市のウェブサイトなどで申し込む(問い合わせは同市企画課TEL078・322・6917)。先着900人。無料。
 同市はこの日、震災後の支援に対する感謝のメッセージなどを募集し、1月10~24日に神戸ハーバーランドの大観覧車に発光ダイオード(LED)で表示することも発表した。(小川 晶)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ