震災20年 両陛下が防災関係者らと懇談
2015/01/17 21:24
兵庫県立舞子高校環境防災科の大西莉加さん(右端)と成尾春輝さんから被災地での活動について説明を受けられる天皇、皇后両陛下=県公館(代表撮影)
天皇、皇后両陛下は17日、神戸市中央区の兵庫県公館で開かれた追悼式典に出席後、県内を拠点に防災や被災者支援などに携わる人たちと懇談された。
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両陛下に活動を紹介したのは、県立舞子高校環境防災科や県立大学学生災害復興支援団体LAN、県音楽療法士会、県園芸療法士会の関係者。いずれも阪神・淡路大震災後に設立され、東日本大震災の被災地を含む各地で活動している。
舞子高3年の成尾春輝さん(18)と大西莉加さん(18)は被災地ボランティアや小学校への出前授業を紹介。県立大3年の井上幹太さん(21)は被災地との交流や地元のまちづくり活動への参加を通じ、地域の高齢化が進み、若い力が必要となっている現状を説明した。
天皇陛下は「皆さんの活動によって地域が守られるのは心強いですね」などと声を掛けられた。(岡西篤志)