自治体職員に活動報告 防災グッズ作りなど、神戸で田中さん

2015/07/30 17:19

「117KOBEぼうさい委員会」の活動内容を報告する田中瞳さん=あすてっぷKOBE

 若い世代に阪神・淡路大震災の記憶と教訓の継承する活動をしている「117KOBEぼうさい委員会」のメンバーで神戸学院大2年の田中瞳さん(19)が29日、あすてっぷKOBE(神戸市中央区橘通3)で、全国の自治体職員ら約60人に活動を報告した。 関連ニュース 衆院議場に防災ヘルメット 大島議長ら着用訓練 災害の備え“おいしく”学ぶ 親子で非常食作り 災害への備え考えよう 相生で“防災のつどい”

 災害対応の経験と教訓を共有するために自治体で構成する「中越大震災ネットワークおぢや」(事務局・新潟県小千谷市など)が神戸で開催している研修会の一環。同委員会は県内6大学の学生約40人が、震災経験や防災知識などを伝えるため幅広く活動している。
 田中さんは、新聞紙でスリッパ、ポリ袋で雨がっぱなどを作る「ぼうさいワークショップ」や、昨年度約500人が受講した「ぼうさいマスター」の育成について紹介した。
 「知識があれば誰かを救える。若い世代が伝えるからこそ耳を傾けてもらえることがある」と活動の意義を語った。(金 慶順)

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