「阪神・淡路は防災史上の転換点」河野防災担当相
2016/01/16 11:16
阪神・淡路大震災から17日で丸21年を迎えるのにあたり、河野太郎防災担当相は15日の会見で、「阪神・淡路を防災史上の大きな転換点ととらえ、教訓を生かしていきたい」と話した。菅義偉官房長官は、兵庫県が防災に関係する政府機関の移転を要請していることについて「これから本格的に検討する」と述べるにとどめた。
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河野氏は母の実家が神戸市東灘区にあり、「被災した祖母が自衛隊の風呂に入れてもらった」と振り返った。自身も青年会議所メンバーの一員として、ボランティアで被災地入りしたという。
政府は気候変動による災害の激甚化に備え、新たな防災対策の議論を始めており、「今後の防災の考え方について、国民にも問い掛けたい」とした。(小西博美、山本哲志)