中西圭三さんも歌声披露 神戸で震災コンサート

2016/01/18 12:00

人気曲を披露する中西圭三さん(中央)=兵庫県立文化体育館

 阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災地の市民が声を合わせる「1・17震災祈念コンサート」が17日、神戸市長田区蓮池町の県立文化体育館であった。約400人で歌う「しあわせ運べるように」や宮城県南三陸町の復興応援ソング「未来へ」に耳を傾けた。 関連ニュース 首相、福島の避難解除地域視察 介護人材確保へ支援 仙台で空海と高野山の至宝展 1日から、震災復興を祈念 被災地・石巻に「元気いちば」 支援自治体コーナーも

 犠牲者の鎮魂と、傷ついた心を癒やそうと、関西を中心に活動するシンガーグループ「human note(ヒューマン・ノート)」などでつくる実行委の主催で7回目。南三陸町から7人の歌い手が駆けつけ、夢野台高(同市兵庫区)の吹奏楽部も協力した。
 ゲストとしてシンガー・ソングライターの中西圭三さんが登場。作曲した人気曲「Choo Choo TRAIN」を、ヒューマン・ノートのメンバーと披露し、会場を沸かせた。
 後半は、神戸市内を中心に一般参加の人たちも合唱に加わった。優しい歌声が会場を包み込み、目に涙を浮かべながら歌う参加者もいた。(井上 駿)

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