(5)神戸市東灘区 本山第二小学校 被災児童の心 映す空間

2016/01/13 14:40

 黒色のクレヨンだけで倒壊家屋が描かれていた。「わたしはにくみました。何百人も何千人も人をころした地しんを」。鉛筆でこう記した原稿用紙は黄ばんでいた。 関連ニュース 500円でケーブルなど乗り放題 六甲・摩耶山で実験 学生目線で企業経営に提案 課題解決ラボ中間発表会 早くお婿さんを 神戸のパンダ、“独身”もう7年

 神戸市東灘区西岡本1、本山第二小学校には「震災資料館」と名付けられた六角形のログハウスが、運動場の南端にある。阪神・淡路大震災で亡くなった児童4人の遺影とともに、当時の在校生が書いた作文や絵、全国から届いた激励のメッセージなど、数百点が保管されている。
 ログハウスは、震災の約1カ月後、群馬県の会社社長から「子どもたちのために」と市内6校園に贈られた。同小では子どもたちの読書や談話の場に使った後、資料館にした。
 今月12~19日、クラスごとに館内へ入り、震災について学ぶ。ある1年生は授業後、誰に促されるでもなく、遺影に向かって手を合わせていた。(田中靖浩)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ