震災語り継ぐ「1・17のつどい」概要発表

2016/12/29 23:09

 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、震災を語り継ぐ「阪神淡路大震災1・17のつどい」の実行委員会などは20日、来年1月17日に神戸・三宮の東遊園地で開くつどいの概要を発表した。震災から22年となり、会場で活動紹介などをする団体は前年より5団体少ない6団体となる。 関連ニュース 名前読み上げ、犠牲者と向き合う 神戸・長田 熊本地震、被災地の活動報告 神戸・兵庫のNGO 震災追悼 オリックス福良監督「神戸で続けたい」

 つどいは1999年から毎年開催。会場に竹灯籠を「1・17」の形に並べ、ロウソクをともしてきた。今年からは竹灯籠で描く文字を公募しており、来年の文字は1月13日に発表される。
 当日は、午前5時から竹筒に火がともされる。地震が起きた午前5時46分には黙とうがあり、遺族代表と久元喜造神戸市長が追悼のことばを述べる。会場には遺族や学生らが集う「交流テント」などが設けられ、炊き出しもある。
 実行委の藤本真一委員長は「会場への出展は減ったが、映像撮影やペットボトル灯籠作りなど、別の形で協力してくれる団体は増えている」と説明した。(阿部江利)

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