郷里への思い歌に 平松愛理さんが復興支援ライブ
2017/01/14 20:55
「花が咲く」を歌う平松愛理さん(中央)、広瀬咲楽さん(右)、中田裕二さん=神戸市中央区港島中町7(撮影・中西大二)
神戸市出身の歌手平松愛理さんが、阪神・淡路大震災後から続ける復興支援ライブが14日、神戸市中央区のジーベックホールであった。今年は宮城県や熊本県出身の歌手と共に、郷里への思いを歌に乗せて届けた。
関連ニュース
異色!防災特撮映画「大災獣ニゲロン」
ミニーマウス禁断の謎に神戸市長が切り込む
M・モンロー神戸満喫 60年前の秘蔵写真展示
22回目の今回は、東日本大震災や熊本地震の被災地との連携を深めようと、劇団ハーベストで音楽を担当する広瀬咲楽(さら)さん(宮城県出身)と、ロックバンド椿屋四重奏に所属していた歌手の中田裕二さん(熊本県出身)をゲストに招いた。
3人で東北の復興支援ソング「花は咲く」を歌った後、それぞれが持ち歌を披露。芯のある声で魅了した広瀬さんは「東北は復興の途上。過去のこととせずに伝えていきたい」と訴えた。中田さんは「神戸の経験は東北や熊本で生かされた。人間の力を感じた」と振り返り、巧みなギター演奏とつやのある歌声を聴かせた。
最後は平松さんが代表曲「部屋とYシャツと私」や「マイセレナーデ」で盛り上げた後、2人や会場の観客も加わり「美(うま)し都~がんばろうや We love KOBE」を合唱して締めくくった。(長嶺麻子)