震災のこと、考えてみて ライブで呼び掛け 洲本
2017/01/16 05:30
迫力あるステージを展開した淡路島のバンド=洲本市本町、洲本オリオン
ライブイベント「阪神・淡路大震災メモリアル くにうみの島 音楽フェス2017」が15日、兵庫県洲本市本町の映画館「洲本オリオン」で開かれた。淡路島内外の7バンドが迫力満点の演奏でステージを盛り上げ、トークで防災を啓発した。
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淡路島や神戸の音楽関係者でつくる実行委員会が主催。17日で発生22年を迎える阪神・淡路大震災について、当時を知らない若者が考える場にしたいと企画した。
出演者は演奏の合間に震災への思いを吐露。「LIBEREAL」(淡路市)のボーカル兼ギター須ヶ原之斗(ゆきと)さん(32)は「あの光景を今も覚えている。残された人にできることは、震災を忘れないこと、知らないなら事実を知り考えることだと思う。皆さんも記憶し、忘れないで」と呼び掛けた。
会場には非常食や災害用トイレも展示された。(上杉順子)