震災22年、かるたで防災学ぶ 芦屋「浜風の家」
2017/01/17 18:42
防災かるたに熱中する子どもたち=芦屋市浜風町
震災遺児の心のケアのために建設された兵庫県芦屋市浜風町の児童館「浜風の家」で17日、メモリアル行事があり、子どもたちがかるたで防災知識を学んだ。
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1999年、作家の故藤本義一さんらの呼び掛けで開設。社会福祉法人のぞみ会が運営している。遺児の利用がない現在は児童館として子どもたちを受け入れている。
この日は防災士の芦田耕司さん(69)を講師に招き、防災かるたに挑戦。3~6歳の18人が4グループに分かれ対戦した。「避難勧告すぐ従おう」「来るよ!地震三兄弟」などと読み上げられると、子どもたちは競って絵札に手を伸ばした。
施設の土地は来年3月末までに返還するよう県から求められており、寅巴里(トラバリー)ハッサン施設長(51)は「来年3月で閉鎖になるかもしれないが、来年の1・17は必ず行事をしたい」と意気込んだ。(篠原拓真)