追悼式に東日本の小中生も参列 西宮震災記念碑公園

2018/01/17 12:41

犠牲者の名前が刻まれた石碑。遺族らが花を手向け手を合わせる=17日午前5時37分、西宮市奥畑(撮影・後藤亮平)

 兵庫県西宮市奥畑の西宮震災記念碑公園では傘を差した市民ら約150人が集まり、1086人の犠牲者の名前が刻まれた石碑に白いカーネーションを手向けた。 関連ニュース 「当事者の声届けたい」原発や基地問題テーマにミュージカル 宝塚で6月上演 尼崎市で24人の感染発表 16日、新型コロナ 西宮市で新たに23人感染 16日、新型コロナ

 義母=当時(63)を亡くした女性(55)=西宮市=は「おばあちゃんを毛布にくるんで運んだのが昨日のことのよう。これから楽しい老後を過ごせたはずだったのにと思うと、やっぱり悔しい」と語った。
 東日本大震災で被災した岩手県野田村の小中学生ら十数人も参列。引率した同村職員の男性(41)は「どうやって子どもたちの心の傷を癒やし、震災の記憶を残していくのか。阪神・淡路から学びたい」と表情を引き締めた。(小谷千穂、井沢泰斗)

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