命守る大切さ学ぶ 丹波地域の学校で震災追悼行事

2018/01/17 18:20

「しあわせ運べるように」を合唱する児童たち=篠山市草ノ上、多紀小学校

 阪神・淡路大震災の発生丸23年を迎えた17日、兵庫県丹波地域の学校でも追悼や防災について学ぶ行事があった。 関連ニュース 兵庫の選挙人名簿登録者 9月1日時点で453.6万人 展示物を楽しく見てもらう工夫「もっと広い世界で」 活動の場をふるさと丹波からペルーに移した学芸員 北播磨の基準地価 商業地28年ぶり横ばい、小野は3年連続プラスに 住宅地は26年連続下落

 篠山市草ノ上の多紀小学校では「ひょうご安全の日 地域のつどい」があり、全校児童101人が参加した。教諭や自衛隊員などから震災について学んだほか、歌い継がれてきた「しあわせ運べるように」を合唱するなどした。
 丹波県民局などが毎年、篠山、丹波両市の小学校で交互に催し、子どもたちに震災の教訓を伝え、命を守る大切さを訴えている。
 大規模地震があったとの想定での避難訓練や、地震に関する講話の後、犠牲者に対して全員で黙とう。災害からの復興を願う「しあわせ運べるように」を合唱し、児童代表が「阪神・淡路大震災の教訓を世界で生かしたい」などと「ひょうご安全の日宣言」をした。
 その後は消火器を使ったり煙体験ハウスに入ったりして訓練を行った。4年の男児(10)は「いろいろな場所で震災があり、亡くなった人の多さに驚いた。訓練は初めてのことが多かったので良い経験になった」と話していた。(安福直剛)

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