震災で16人犠牲の阪神高速 社長ら冥福祈り献花
2018/01/18 05:30
慰霊碑に献花する阪神高速道路の幸和範社長=芦屋市大東町
阪神・淡路大震災では、阪神高速道路の倒壊や落橋により16人が犠牲となった。同社の幸和範社長(70)ら幹部23人が17日、兵庫県芦屋市大東町にある慰霊碑を訪れて犠牲者の冥福を祈り、耐震対策の推進を誓った。
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震災で阪神高速は、神戸市東灘区で約600メートルにわたって倒壊し、神戸・阪神間の5カ所で落橋。犠牲者の名前を刻んだ慰霊碑は阪神高速が完全に復旧した1996年9月に建立された。
幸社長は当時、工事課長として復旧作業に取り組んだ。「自然を侮ってはいけない、謙虚に対応しなければならない。そうした気持ちを次の世代にも伝えていかねばと、この日が来るたびに再確認する」と話した。(溝田幸弘)