復興を総括、未来へ提言 2月神戸で震災シンポ
2019/12/05 20:05
斉藤富雄氏
阪神・淡路大震災から25年を迎えるのに合わせ、「創造的復興を総括し未来へ提言する」をテーマにした「21世紀文明シンポジウム」が来年2月4日、神戸市中央区東川崎町1の神戸新聞松方ホールで開かれる。被災地の四半世紀の足跡を総括し、今後の災害復興の在り方を議論する。
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ひょうご震災記念21世紀研究機構と東北大災害科学国際研究所、朝日新聞社の主催で、神戸新聞社が共催する。
基調講演では元兵庫県副知事の斉藤富雄・神戸山手大学長が、行政の視点から震災の教訓を解説。県立大大学院減災復興政策研究科長の室崎益輝教授は、被災者の生活復興に焦点を当てる。
「阪神・淡路大震災からの復興と未来への提言~次なる大規模災害からの創造的復興を見据えて」と題したパネル討議もあり、まちづくりやコミュニティー、法制度などの角度から25年の歩みを検証する。
パネリストは、元神戸市副市長の鳥居聡・神戸すまいまちづくり公社理事長▽中村順子・認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長▽弁護士の津久井進・日弁連災害復興支援委員会委員長▽畑野士朗・神戸新聞社報道部デスク-の4人。同研究機構副理事長でもある御厨貴・東京大名誉教授がコーディネーターを務める。
討論を受け、同研究機構理事長の五百旗頭真・県立大理事長同研究所の今村文彦所長朝日新聞大阪本社社会部の角谷陽子次長-が総括する。
午後1~5時。無料。要申し込みで先着500人。同研究機構のホームページから申込用紙をダウンロードしてファクス(078・262・5122)するか郵送で。メールも可能で、件名を「21世紀文明シンポジウム」として名前、住所、電話番号などを記し、gakujutsu@dri.ne.jpへ。同研究機構TEL078・262・5713
(前川茂之)