1・17の竹灯籠337本作製 パナソニック社員ら50人

2019/12/25 05:30

パナソニック社員らが作った竹灯籠=ユニトピアささやま

 大手家電メーカー「パナソニック」(大阪府)の社員や退職者OBら約50人がこのほど、兵庫県丹波篠山市矢代のユニトピアささやまで、神戸市中央区で開かれる阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」で使う、竹灯籠337本を作った。 関連ニュース 加西市、再生エネルギー浸透へ新会社 太陽光発電所を整備、公共施設手始めに供給目指す 神戸スティーラーズ、応援しよう 県民対象に300円で観戦券販売 1月19日ノエスタ 楽天・小深田「また受賞を」 ソフトバンク育成・津嘉山「プロで頑張る」 神戸国際大付高OB会が激励

 同社による篠山地域での竹灯籠作りは、2007年から続いている。同社の環境保全活動「パナソニック エコリレー ジャパン」の一環で、毎月1回、ユニトピアささやま近隣で竹林を整備する際に出た竹を使い、ろうそくを入れる竹筒に加工している。竹筒は、大阪府、京都府の竹林整備活動で作られたものと合わせて追悼行事の実行委員会に送られ、前回は計約千本を納めたという。
 竹は、直径7センチのろうそくが入るサイズのものが選ばれ、高さは、のこぎりで20~60センチに切りそろえられた。一部の竹筒には、墨で書かれた「絆」「愛」といったメッセージも添えられた。
 「パナソニック エコリレー ジャパン」事務局の山口進事務局長(56)は「追悼行事は、亡くなられた方への慰労と鎮魂から始まったと聞く。竹灯籠の製作を通じ、絆や支え合う心を語り継いでいきたい」と話した。(真鍋 愛)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ