1月の震災25年追悼式典 秋篠宮ご夫妻が出席へ

2019/12/25 19:39

兵庫県公館=神戸市中央区下山手通4

 宮内庁と兵庫県は25日、来年1月17日に兵庫県などが主催する阪神・淡路大震災25年の追悼式典に、秋篠宮ご夫妻が出席されると発表した。1月16日から1泊2日の日程で県内を訪問する。震災の追悼式典に天皇や皇族が出席するのは、発生から20年を迎えた2015年の天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)以来5年ぶり。 関連ニュース 両陛下が予定時間を大きくオーバー 満面の笑みで興味示した「吹き戻し」 被災者と同じ弁当希望、災害発生のたび連絡 関係者が語る、両陛下と兵庫の絆 陛下、兵庫の被災地に心寄せ 阪神・淡路の遺児「心強かった」

 県によると、秋篠宮ご夫妻そろっての県内訪問は17年7月の「海フェスタ神戸」以来で、平成以降は19回目。震災の追悼式典には97~99年の出席以来となる。
 秋篠宮ご夫妻は、1月16日に三木市の国立研究開発法人「防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センター」を視察。17日は神戸市中央区の県公館で開かれる追悼式典に出席し、防災学習に取り組む高校生や震災の語り部らから話を聞く予定という。県の担当者は「震災を風化させないという県民の思いや取り組みを見ていただきたい」としている。(前川茂之)

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