震災から丸25年 午前5時46分に祈りささげる
2020/01/17 16:58
竹灯籠の光で描かれた「きざむ 1・17」=17日午前5時29分、神戸市中央区、東遊園地(撮影・大山伸一郎)
まぶたを閉じれば、在りし日の面影が浮かぶ。6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日午前5時46分で発生から丸25年となった。追悼行事が催される神戸・三宮の東遊園地では、竹灯籠などに揺らめくロウソクの火で「きざむ 1・17」がかたどられた。集まった遺族や被災者らは祈りをささげ、亡き人をしのんだ。
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兵庫県などのまとめによると、震災の重軽傷者は4万3792人。観測史上初の震度7を記録し、住宅被害は全壊・半壊が計約25万棟、一部損壊が約39万棟に上り、経済被害は約9兆6千億円に達した。
県内ではこの日、激震に見舞われた神戸や阪神間、淡路島などの50カ所以上で追悼行事が営まれる。