ボランタリープラザ所長が講師 自民が防災・減災勉強会
2020/01/28 19:47
災害ボランティア助成制度の拡大を呼び掛けた高橋守雄所長=東京都千代田区永田町1
自民党女性局は28日、ひょうごボランタリープラザ(神戸市中央区)の高橋守雄所長を講師に迎え、党本部で防災・減災の勉強会を開いた。高橋所長は兵庫県が昨春、全国に先駆けて導入した災害ボランティア助成制度を紹介し「全国に同様の制度をつくってほしい」と力説した。
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党女性局で防災を担当する加田裕之参院議員(兵庫選挙区)が企画。国会議員や各都道府県の女性局代表者ら約50人が参加した。
高橋所長は全国の登録ボランティアが減少している実態や、意欲があっても参加につながっていないという調査結果を紹介。助成制度の拡大や国による支援の必要性を訴えた。省庁縦割りの災害対策の問題に触れ、防災庁の創設も求めた。
党女性局長の三原じゅん子参院議員は「お聞きした話を踏まえ、自分たちの地域で何ができるかを考えることが必要」と呼び掛けた。(永見将人)