紙灯籠で描く文字を公募 阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」
2020/12/14 18:55
阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」で、実行委員会が導入を決めた「紙灯籠」。新型コロナウイルスの影響で竹灯籠が例年より集まらないことが背景にある=神戸市役所
毎年1月17日、神戸市中央区の東遊園地である阪神・淡路大震災の追悼行事「1・17のつどい」の実行委員会は14日、来年1月のつどいで初めて導入する「紙灯籠」に使う、メッセージ入りの紙の募集を始めた。震災への思いをつづり寄せてもらう。また例年と同様、灯籠を並べて描く文字も公募する。4文字までで、今年は「きざむ」だった。(金 旻革)
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例年は約5千本の竹灯籠を並べているが、新型コロナウイルスの影響で数が足りないため、ラミネート加工した紙を筒状に丸め、キャンドルを覆う紙灯籠で補うことにした。
紙灯籠で募集する紙は、A4サイズの普通紙や厚紙、色画用紙。今月下旬には神戸市内の郵便局などに、応募用の専用はがきも置く。設置場所は、市内の郵便局約150カ所▽コープこうべ約140店(ミニコープを除く)▽市役所1号館24階▽東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」内-など。実行委は「コロナなどで会場に足を運べない人の思いを形にしたい」としている。
専用はがきは送料無料で、締め切りは来年1月15日。つどい当日の同17日に東遊園地への持参も可。一方、灯籠を並べて描く文字の応募は来年1月8日まで。
いずれも郵送先は、〒651-1131 神戸市北区北五葉1の13の1 レ・アールビル3階 NPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯り」事務局。ファクスやメールも可。問い合わせは同事務局TEL050・3590・0117