ラジ関１・１７に震災特番　高校生ら記憶の継承考える

　阪神・淡路大震災から２６年となる来年１月１７日午前１０時から、ラジオ関西（神戸市中央区）は、震災を経験していない高校生と協力して特別番組「知らないけど知っている～私たちの１・１７～」と、高校生対象の「明るい“防災”ＣＭコンテスト」を実施する。３１日まで作品を募集している。 関連ニュース 「1・17」五感で見つめ直す　視覚以外「音、匂い…」テーマに体験聞き取り　関学大生の活動記録書籍化 「災害を自分事に」鷹取中生が語り継ぐ1・17　学校が避難所だった記憶を小学生へ　震災29年目の挑戦 「１・17のつどい」阪神・淡路大震災30年の2025年にタイムカプセル収納、メッセージや写真募る　神戸

　出演は、震災があった１９９５年生まれで、元小野高校（兵庫県小野市）放送部の津田明日香アナウンサー＝同県三木市出身＝と、長田高校（神戸市長田区）放送委員会など。
　内容は、高校生が知っている震災▽震災未経験の大学生らが記憶と教訓を学び発信するプロジェクト▽震災復興を願う歌「しあわせ運べるように」や防災学習施設「人と防災未来センター」の意義▽ＣＭコンテストの結果発表－などを予定。震災経験の風化が懸念される中、高校生らが本音で記憶の継承を考える。午前１１時５４分まで。
　ＣＭコンテストは、防災・減災の意識を高校生目線で考えたいと企画した。作品は１０～６０秒。優秀作品（ラジオ関西賞は１点、優秀賞は複数＝予定）は１７日の一連の震災特別番組（午前５時半～午後１時）内を中心に放送する。
　応募条件は高校生で参加は無料。作品（音源）とエントリーシートを郵送かメールで申し込む。詳細はラジオ関西のホームページで。同社編成営業局（平日午前１０時～午後５時）ＴＥＬ０７８・３６２・７３７５
（金井恒幸）