発生26年の朝 阪神・淡路大震災 追悼の火ともる
2021/01/17 05:02
竹灯籠に火をともす人たち=17日午前4時48分、神戸市中央区加納町6(撮影・大森 武)
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災は17日、発生から26年を迎えた。追悼行事が催される神戸・三宮の東遊園地では、発生時刻の午前5時46分を前に、並べられた灯籠一つ一つに火がともり、慰霊と鎮魂の1日が始まろうとしている。
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「がんばろう 1・17」。会場に浮かび上がるのは、26年前に家族や住まいを失った被災者を励ました言葉だ。新型コロナウイルス禍の時世を生きる人々、3月に発生10年となる東日本大震災から復興の道を歩む東北の被災地に向けたメッセージでもある。
兵庫県などのまとめによると、阪神・淡路大震災の重軽傷者は4万3792人。観測史上初の震度7を記録し、住宅被害は全壊・半壊が計約25万棟、一部損壊が約39万棟に上り経済被害は約9兆6千億円に達した。
■阪神淡路大震災
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