「しあわせ運べるように」作った臼井さん、歌誕生地で指揮

2021/01/18 07:00

「しあわせ運べるように」を指揮する臼井真さん=神戸市中央区吾妻通4(撮影・後藤亮平)

 震災復興と鎮魂を願う「しあわせ運べるように」を作詞・作曲し、3月で定年退職する高羽小学校教諭の臼井真さん(60)が17日、神戸市中央区のコミスタこうべで同校合唱団による同曲の指揮を執った。 関連ニュース Perfume衣装展、来場者3万人を突破 節目の親子にTシャツと図録プレゼント 兵庫県立美術館 無料バスで神戸・須磨の観光施設ぐるり 海岸や離宮公園、ナナ・ファーム… 山電が土日祝日に運行 街歩きでポイント獲得、お得なクーポンに エリア回遊アプリ、神戸・中心部の繁華街で導入

 コミスタこうべは、臼井さんが震災当時に勤務し、同曲を作った旧吾妻小学校の建物を活用してできた。
 今回の合唱は、1月17日に歌う機会をつくろうと臼井さんが企画した。合唱団は6年生約50人で編成。黙とうの後、グラウンドに歌声を響かせた。
 臼井さんは「26年前には避難所となり、運動場にテントがあったことを思い出す。この歌を通じて少しでも復興の役に立てたと感じる」と語った。(太中麻美)
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