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社寺巡礼

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江戸時代に村人が建立した山片蟠桃の顕彰墓(左)=高砂市神爪
江戸時代に村人が建立した山片蟠桃の顕彰墓(左)=高砂市神爪

 真新しい一軒家と、歴史を感じさせる古い家屋が混在する静かな住宅街。その真ん中に山門が見える。室町時代後期の1491(延徳3)年創立の寺には、世界に知られた偉人の足跡をたどろうと、学生らの団体客が訪れる。

 本堂を正面に見て、左手に古びた墓石がある。江戸時代を代表する町人学者で、神爪(かづめ)村(現在の高砂市神爪)生まれの山片蟠桃(やまがたばんとう)(1748~1821年)の顕彰墓。墓所は大阪にあるが、出身地でも功績をたたえようと、死後すぐに村人が共同墓地に建立した。風化を防ぐため、1998年に境内へ移されている。

2014/10/16