2002年春 雄雌「誤報」記事から1年 コウコウにメス疑惑

2020/06/17 23:48

お別れ式で子どもたちからササにつけられたリンゴをもらう興興(コウコウ)=2002年12月、市立王子動物園

 パンダ番記者Kの雄雌「誤報」記事から1年、動物園は大変なことになっていた。なんと、コウコウはあの「原稿通り」メスなのではないか、との疑惑が巻き起こっているというのだ。 関連ニュース イニエスタさん、神戸でアカデミー生と交流 ボール回しやゲーム子どもらと一緒に「楽しみにしていた」 兵庫県内のマンション発売戸数、2カ月連続増 投資用マンションが全体押し上げ 11月 兵庫県内、北部中心に積雪 20日朝も冷え込み続く 昨季は暖冬、スキー場「今年こそは」各地でオープンへ

 5月、神戸市長が調査依頼を正式表明。6月、中国から専門家が来神し、繁殖能力が低いと判断。8月には中国で協議を行い、交換が決定。12月、初代コウコウは中国へと帰り、二代目コウコウがやってきた。
 パンダ番にとっては激動の1年だったことだろう。ただ、小説よりも奇なる事実が明らかになるのはまだまだ先のことだった。

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