摂津と播磨の国境「旗振山」は絶景ポイント 神戸
2018/09/12 00:29
須磨浦山上遊園のせっつ駅とはりま駅をつなぐ「観光リフト」の真ん中にも、旧五国の国境がある
摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の旧五国からなる兵庫県。その「摂津」と「播磨」の国境を示す看板が、神戸市垂水区と須磨区の区境にそびえる旗振山(標高約253メートル)山頂にあるのをご存じでしょうか。
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垂水区役所発行の「垂水郷土史」には、豊臣秀吉が全国の土地で行った測量「太閤検地」により、摂津と播磨の国境が決定されたと記載されている。
看板を見ようと山頂に登った。看板近くに、松尾芭蕉が詠んだとされる俳句「蝸牛 角ふりわけよ 須磨明石」なども刻まれている。
何より感動したのは、播磨灘、大阪湾を一望できるすばらしい眺めだ。山頂にある「旗振茶屋」は、主に週末の午前7時~午後3時まで営業しており、冬には甘酒やかす汁なども販売している。登山客からの要望で、月に数回、講師を呼んで書道教室や英会話教室なども行っている。(吉田みなみ)