配達中に交わす会話楽しむ 神戸新聞専売所所長

2018/09/12 00:29

塩屋地区のきつい坂でも二輪車を駆使して配達する水谷義孝所長=神戸市垂水区塩屋町5

 海と坂のまち塩屋。南部エリアを管轄するのが、ジェームス山塩屋専売所(同区城が山1)だ。中学、高校、社会人と野球に打ち込んできた水谷義孝所長(55)の下、約20人のスタッフが朝夕刊を配達する。

 両親も本紙専売所のスタッフだった。両親を手伝ううちに、地域のいろんな人とつながりが持てるこの仕事に魅力を感じ、37歳で専売所の経営者になった。
 エリアがら急勾配には悩まされるが、配達中に交わす地域住民との会話が何より楽しみだ。息子や孫の近況、プライベートな話など…。「お互いの顔を知っていて、自然に会話できるつながりの強さが、この地域の魅力です」とほほ笑む。
 滝の茶屋商店会が開くフリーマーケットなど、地域イベントにも積極的に参加する。「これからも読者と一緒にまちづくりを盛り上げていきたい」。(吉田みなみ)

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