クネクネ曲がる上り坂「七曲がり」の由来は? 神戸・垂水
2018/09/12 00:29
神戸新聞NEXT
第二神明道路の名谷インターチェンジ(神戸市垂水区名谷町)から名谷町交差点へ。南北に延びる兵庫県道長坂垂水線を横断すると、そこから結構なクネクネの上り坂が続く。地元で「七曲がり」と呼ばれ親しまれる道だ。
関連ニュース
加害教員、悪意否定「驚く顔見たかった」 神戸・教員間暴行
子ヒツジすくすく 春までに50匹も生まれるよ
神戸港、寄港キャンセル相次ぐ 「クイーン・エリザベス」も中止
神戸市道路部管理課に道路の縁起を聞いた。正式名称は市道名谷高丸線。七曲がりは主に名谷町交差点から福田中学校の南側を通過し、次の信号辺りまでの区間を指すという。
長さ934メートル、高低差58メートル。片側1車線で急カーブが連続しているのは、もともと段々畑だった斜面を切り開いたから。第二神明道路の建設工事用に、1960年代に造られた。当初はダンプカーがひっきりなしに通過したが、70年4月からは一般車両も通行できるようになった。
では、少し謎めいた通称はどこから? 地図を眺めると、一つ、二つ、三つ…。確かにカーブは七つあるような。しかし辞書を引くと、仮説はいとも簡単に覆された。「道路・坂などが、幾重にも曲がっていること」。おかげさまで、一つ賢くなりました。(上杉順子)