神戸山口組の最高幹部逮捕 自動車の虚偽登録容疑 兵庫県警
2015/11/02 11:38
逮捕後に移送された俠友会組長の寺岡修容疑者を乗せた捜査車両=22日午後0時42分、明石市田町2、明石署
自動車を虚偽登録したとして、兵庫県警暴力団対策課と明石署は22日、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、暴力団神戸山口組の直系団体「侠友会」(淡路市志筑)組長、寺岡修容疑者(66)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
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捜査関係者によると、神戸山口組は指定暴力団山口組から離脱した直系団体など計14団体で結成され、寺岡容疑者は「若頭」と呼ばれる最高幹部の一人とされる。神戸山口組の発足後、県警による直系組長の逮捕は2人目となる。
逮捕容疑は2012年9月、実際には寺岡容疑者が侠友会事務所で使う乗用車であるにもかかわらず、別の男性を使用者とした上、使用本拠地もその男性が住民登録していた南あわじ市内と偽り、神戸運輸監理部兵庫陸運部に自動車登録の申請などをした疑い。
この乗用車は現在も組長送迎車として使われている。
県警は容疑を裏付けるため、21日に侠友会事務所などを捜索していた。