連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

山口組分裂騒動

  • 印刷
山口組最高幹部らが訪れた竹中組事務所=8日午後5時29分、姫路市安田4
拡大
山口組最高幹部らが訪れた竹中組事務所=8日午後5時29分、姫路市安田4

 指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)の最高幹部にあたる「若頭補佐」らが8日夕、兵庫県姫路市安田4の直系団体「竹中組」事務所を訪れた。山口組分裂後の組織を引き締める狙いとみられる。兵庫県警は防弾チョッキ姿の警察官を事務所周辺に配置するなど厳重に警戒した。目立った混乱はなかった。

 捜査関係者によると、訪れたのは竹内照明若頭補佐ら。山口組の篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)の会長にも就いている。

 同若頭補佐は大阪や九州の直系団体にも同様の訪問を重ねており、先月20日には尼崎市の組事務所も訪れた。

2015/12/8

【山口組の分裂】

 2015年8月27日、全国最大規模の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から、直系13団体が離脱し、「神戸山口組」を結成した。「山健組」(神戸市中央区)の井上邦雄組長がトップに就き、淡路市にある直系団体「俠友会」事務所を本拠地とした。

 分裂の背景には、篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体「弘道会」(名古屋市)を優遇する組織運営や、高額な上納金制度などへの反発があったとされる。

 双方の衝突が相次ぎ、警察庁は16年3月に「対立抗争状態」と認定。兵庫県公安委員会は同年4月に神戸山口組を暴力団対策法に基づく「指定暴力団」とした。同年末の構成員数は山口組約5200人、神戸山口組約2600人だった。

 一方、神戸山口組では17年4月に一部組長らが離脱して「任俠団体山口組」(後に「任侠山口組」に改称)の結成を表明した。対立は三つどもえの構図となったが、警察庁は「神戸山口組の内紛」との見方を示しており、構成員数は不明。

 山口組と神戸山口組が分裂してから約2年間で、双方の衝突は約100件発生。神戸山口組と任侠山口組の間でも2件の傷害事件などがあったほか、17年9月12日には、神戸市長田区にある、任侠山���組・織田絆誠代表の自宅付近で、代表らが乗った車を神戸山口組の組員が襲撃。降りてきた任侠側の組員を射殺する事件が起きた。

 兵庫県警は17年5月、全部署から構成する「歓楽街緊急対策本部」を設け、その実働部隊として歓楽街特別暴力団対策隊(特暴隊)を発足させた。「みかじめ料」名目で飲食店などから金を脅し取っていたとして組員を逮捕するなど資金源の遮断にも乗り出している。

天気(11月23日)

  • 15℃
  • ---℃
  • 20%

  • 12℃
  • ---℃
  • 70%

  • 15℃
  • ---℃
  • 20%

  • 14℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ