わが町リポート神戸

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 「文庫」の名で親しまれてきた「鴨の子文庫」(東灘区鴨子ケ原2)が47年の歴史に幕をおろした。

 翻訳家の間崎ルリ子氏の目で長年子どもたちに上質で良質な書籍の貸し出しが無償で行われてきた。

 小さい子向け、大きな人向け、2回の「お話の時間」は、ろうそくの明かりだけで親から離れ、子どもだけが入るお部屋で行われた。物語に向きあうことができた。アットホームで、必ず子どもの名前で「よく来たね」「久しぶりだね、元気だった?」と声をかけてくれる。大きな芝生の庭があり、外は走り回れる、公立の図書にはない空間。

 閉館の理由はいろいろあれど、一番は「子どもが来なくなった」と。週1回土曜午後1時から5時までの文庫。本に触れて、ゆったり過ごせることの大切さを伝える親が減った、訪れる子どもの減少もあれど、子どものせいばかりではないと感じる。「鴨の子」から育った子ども、大人たちが惜しんで訪れていた。「またいつか!」の声を掛け合い穏やかな午後は過ぎていった。

(わが町リポーター・村上明子)

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