県立舞子公園(東舞子町)で最近話題となっているのが、園内にある孫文記念館前で、突然にょっきり高く伸びた茎だ。
実はこれは、リュウゼツランの花茎。数十年に1度咲くともいわれる珍しい花で、「センチュリー・プラント」や「マンネンラン(万年蘭)」とも呼ばれる。
メキシコ原産の大型常緑多年草。竜の舌に似ていることから、この名が付いたといわれる。この植物の一種は、メキシコの酒「テキーラ」の材料としても知られている。
孫文記念館前では、6月ごろからぐんぐん伸び始め、8月に入ると開花が始まった럫。花が終われば枯れるそうで、花言葉の「気高い貴婦人」そのものだ。
同館ではほかにも、職員の方が珍しい花やハーブを育てており、四季折々、すてきな花木を楽しめる。
(わが町リポーター 堀 範子)
