毎週土曜の昼ごろ、東灘区住吉山手のマンション敷地内で、丹波の新鮮野菜を販売するNPO法人「いちじま丹波太郎」のトラック担当者が、奥川愛子さん(39)に変わった。
有機農業の栽培技術や経営などを学ぶ「丹波市立
直送の野菜には、旬の枝豆や白菜などの定番だけでなく、黒キャベツや、ブロッコリーとケールを掛け合わせた「けろっこ」、手で皮がむけるという「もものすけ」というカブなど、見たことのない野菜も多い。販売促進もあるが、熱意と気遣いから、使い方やおすすめ料理、どんな生産者さんか、質問にも丁寧に答えてくれる。
早朝から1人で、灘区の護国神社から東灘区で6カ所を回り、50以上のケースを販売する。コロナ禍で宅配野菜は大人気で、有機栽培の安全安心な野菜と、奥川さんの笑顔や人柄もあって毎回大盛況となっている。
女性には重労働だが、「私にとってはチャレンジです」と奥川さん。お客さんの反応を知ることができ、勉強にもなるという。他にはない色がきれいな野菜を作っていきたいそうだ。「丹波太郎」野菜BOXの販売も。TEL0795・80・3750。「deco-bocoFarm」のインスタグラムやフェイスブックもある。
(わが町リポーター・村上明子)
