明石海峡大橋そばの孫文記念館(移情閣)=垂水区東舞子町=で催しが始まり、漢方薬についての講演があった。新型コロナウイルス予防で、密を避けて1階の大会場で開催。マスク姿の来館者20人が間隔を空けてじっくりと耳を傾けた。
国際中医師や国際中医鍼灸医師の資格を持つ木元聖花さんが「漢方と発酵食品について~あなたの主治医はあなた自身です」と題して講演。長年の研究を経て見つけた「漢方免疫論」について、さまざまな治療体験を交えて具体的に理論的に語った。
漢方免疫論は、20年以上にわたり研究一筋に取り組んできた木元先生の持論。漢方理論と免疫理論を一体化し、独自の漢方免疫健康法を樹立した説で、免疫力」を主なテーマに各地で講演を続けてきた。
講演では「自分の病気は自分で治す」と強調し、西洋医学と東洋医学とを結合した自己防御の仕組みを説明。発酵食品の威力についても話した。
中国、日本での専門的な医療体験を踏まえ、ユニークに展開。夫の正均さんが昨年、エベレストに登った体験についても印象深く語った。
(わが町レポーター 大和 斉)
