「みんな元気!」と明るい声が響く。甲子園球場で初開催された第25回高校女子硬式野球選手権大会で優勝した神戸弘陵の小林芽生主将(17)が、小学生時代に在団していた赤穂西野球少年団の練習拠点、赤穂西小学校を28日に訪れ、団員や保護者から大歓迎を受けた。
この日は、テレビ朝日の「熱闘甲子園」の取材を受けていたこともあり、りりしいユニホーム姿で団員たちと一緒に練習に加わった。団員から、優勝のお祝いの花束や記念品をもらった小林さんは「優勝はうれしく、楽しかったよ。みんなも頑張ってください」と声をかけた。
たった一人の女子団員、荻
大会で芽生さんは、けがでプレーができず、主将として三塁コーチャーとして仲間を鼓舞した。野球は続けたかったが、きっぱりとあきらめ、柔道整復師を目指す。「けがをした人に寄り添えるような人になりたい」と目を輝かせて話してくれた。
(わが町リポーター・吉栖 清美)
