気象予報士の蓬莱さんデザイン エコバッグ配布へ

2021/02/28 05:30

明石市出身の気象予報士蓬莱大介さんがデザインしたエコバッグと市商店街連合会のメンバー=明石市大明石町1

 兵庫県明石市内の14商店街でつくる市商店街連合会は設立70周年を記念し、同市二見町出身の気象予報士蓬莱大介さんがデザインしたエコバッグとマスクケース8千セットを3月1日から加盟店で配布する。新型コロナウイルス感染症の影響で苦境が続く中、込めたメッセージは「バッグ片手に楽しく商店街で買い物を」。(小西隆久) 関連ニュース 二度見必至!?神秘的なデザインの蝶の翅エコバッグ フェリシモと伊丹市昆虫館が魅惑のコラボ 黒豆の出荷用紙袋でエコバッグ 丹波の老舗「小田垣商店」が販売 「アート好きに人気」 神戸刑務所のクラスター、感染者19人に 受刑者3人の感染確認


 同連合会は、戦後復興期の1949(昭和24)年に結成された明石商店街連盟が前身。99年には18商店街が加盟していたが、大型店舗の進出など社会情勢の変化で、現在は14商店街約500店舗で構成する。
 これまで周年事業では大衆演劇の招待券の配布を続けてきたが、今回は新型コロナの影響で取りやめに。市がまちづくりの理念に掲げるSDGs(持続可能な開発目標)とレジ袋廃止の動きに絡め、エコバッグの配布を決めた。
 デザインは、ニュース番組などで人気の気象予報士蓬莱さんに依頼。明石海峡を思わせる青の下地に、タコや太陽などのイラストが柔らかいタッチで描かれている。ナイロン製で小さく折りたたむこともできる。
 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言は2月末で解除される見通しだが、地域経済への影響は出口が見えない。同連合会の安原宏樹会長(49)は「宣言が解除されても元の商売や暮らしに戻れるのかとの不安は尽きない」と語る一方、「こんな時だからこそ各商店街で団結し、お客さんが安心して買い物を楽しめるようにしたい。エコバッグがその一助になれば」と話している。
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