外出自粛…530人の願い事成就へ パパたこ代理参拝
2021/03/08 05:30
全国から集まった願い事の成就を祈り、祈祷を受けるパパたこ=住吉神社
新型コロナウイルスの影響で外出の自粛が求められる中、お参りしたい人に代わって、明石観光PR隊長のご当地キャラクター「パパたこ」が兵庫県明石市内の神社を参拝するサービス「明石deリモート参拝」を始めたところ、全国の530人から願い事が寄せられた。パパたこは4日、530の願い事が無事成就するようにと五つの神社を巡り、念入りにお祈りした。(長尾亮太)
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明石観光協会が2月28日までの1カ月間、協会のホームページの特集ページに書き込み欄を設けたほか、メールやはがき、手紙で願い事を募った。寄せられた530人のうち、市内からは3分の1。一方で北は北海道、南は宮崎県からも届き、兵庫県外からの参加は14%に上った。
世相を反映してコロナの収束を願う声が目立ったが、「孫に会いたい」「病気が治りますように」などとするお年寄りの声も多かった。県内屈指の進学校として知られる高校の進路指導部からは「3年生全員が現役で合格しますように」との切実な願いも届いた。
今回、パパたこが祈祷(とう)を受けたのは、稲爪神社(大蔵本町)▽柿本神社(人丸町)▽岩屋神社(材木町)▽住吉神社(魚住町中尾)▽御厨神社(二見町東二見)-の5カ所。
御厨神社宮司の中嶋邦弘さん(74)は「気兼ねなく足を運んでお参りしてもらえるように、早くコロナが収束してもらいたい」と話していた。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況