保健所に弁当差し入れ 市内飲食店、奮闘する職員を支援 明石
2021/06/01 05:30
保健所職員に弁当を渡す飲食店主の飯田健二さん=明石市ゆりのき通1
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、最前線で業務に当たるあかし保健所の職員を支援しようと、兵庫県明石市内の飲食店経営者の有志が31日、弁当120個を提供した。
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弁当を提供したのは、さくら(桜町)▽OTTO(本町1)▽いずも亭(同)▽たにやん(本町2)-の4店舗。
さくら店主の飯田健二さん(49)が発案。病院に入れず自宅で待機する新型コロナ感染者に対し、あかし保健所の浜田昌範所長が医療行為に踏み切った胸の内を報じた本紙明石版を読み、思い立った。「私たちも休業が続いて苦しいが、コロナに立ち向かっている人たちを支えたいという気持ちだった」という。
5月24日にも職員数に相当する120個を提供しており、この日が2回目。用意された弁当を前に、市職員は「本当にありがたい限りです」と応えた。飯田さんは「おいしいもので少しでも元気を出してもらえれば」と話していた。(有冨晴貴)