ため池にコウノトリ2羽飛来 寄り添い餌ついばむ

2021/01/25 05:30

洲本市の池に飛来した2羽のコウノトリ=洲本市宇原

 国の特別天然記念物のコウノトリ2羽が、兵庫県洲本市宇原の市戸池に飛来した。寄り添って仲良く餌をついばむ様子は、まるでつがいのようだ。 関連ニュース 鳥インフル防止の屋根付きケージが完成 コウノトリの郷 鳥インフル対策強化、2羽を一時避難 豊岡・コウノトリの郷公園 ため池で“バカンス” 東播磨へコウノトリ続々飛来

 近くの男性(79)によると、最初に見かけたのは2日午前7時15分ごろ。11、21日早朝にも2羽の姿を確認できた。男性は「たまたま散歩していて気が付いた。見られてうれしい」と喜ぶ。
 県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、1羽は2017年に同市で生まれた雌で、昨年12月にも洲本市内で目撃されている。もう1羽は、写真から識別用の足環の色が判別できず、特定できなかった。担当者は「今の段階でつがいかどうか判断できないが、もう1羽が雄で繁殖できる年齢なら、ペアになる可能性もある」と話し、「警戒心の強い鳥なので、見かけたら離れて見守って」としている。(吉田みなみ)

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