旧尾崎小、レストラン改装後も災害時は避難所に 淡路市が運営会社と協定
2021/07/05 05:30
災害時連携協定を締結したバルニバービ佐藤裕久社長(左)と門康彦市長=淡路市役所
兵庫県淡路市はこのほど、淡路島西岸部で飲食店や宿泊施設を展開する「バルニバービ」(大阪市)と災害時連携協定を結んだ。旧尾崎小学校(淡路市尾崎)の校舎をレストランなどに改装して開業後も、地域の指定避難所が混み合った際の一時避難所として活用する。
関連ニュース
映える料理、海辺で楽しんで 200席のビアガーデン、洲本に10日オープン
閉校の校舎にレストランや図書室 「バルニバービ」が淡路に文化拠点整備へ
旧尾崎小を食、芸術拠点に 大阪・飲食店運営会社が購入へ
新型コロナウイルスの収束が見えない中、避難所の「3密」を避ける目的。避難場所は校舎1階の図書スペースやレストランカフェなど約500平方メートルを想定し、定員は約80人。避難所は通常3平方メートルに1人を目安とするが、コロナ感染防止のため6平方メートルに1人とした。
協定書を交わした門康彦市長は「市民の安全・安心の確保につながる」と感謝。バルニバービの佐藤裕久代表は「食糧のストックやLPガスの供給など、3日ほどは身を守ることができる」と話した。(内田世紀)