島の食材使ったパン1年間販売 起業者支援、5組目の出店 洲本

2021/07/07 05:30

「SumHeart(サンハート)」を開いた(左から)山本裕貴さん、森下暢己さん、酒部正弥さん=洲本市本町4

 兵庫県淡路島出身の20代男性3人のパン店「SumHeart(サンハート)」が、洲本商工会議所(洲本市本町4)の1階にできた。2019年4月から同商議所が実施する起業者支援策「チャレンジショップ」で、5組目の出店。1年間、地元産食材を使ったパンやケーキなどを販売する。 関連ニュース 戦闘機「紫電改」がサンドイッチに 地域活性化拠点「そらかさい」で販売 加西 店のパン職人、クラファンで応援して 返礼品に若手考案の限定ベーグル 淡路牛カレーパン「味と見た目」で勝負 カレーパングランプリ本選へ 洲本の店舗

 3人は、南あわじ市出身で発起人の酒部正弥さん(28)、洲本市出身の山本裕貴さん(28)、森下暢己さん(28)。
 酒部さんはドラッグストアチェーンの店長だった。「新しいことに挑戦したい」と起業を決意。高校時代の友人の2人に声を掛けた。山本さんもドラッグストアで売り上げ管理をしていた。森下さんが製菓専門学校卒業後にパン屋で働いていたため、パン中心のカフェを経営することにした。
 約30種のパンを店舗内の設備で焼き、販売する。淡路牛を使った「淡路島カレーパン」(580円)、コッペパンに魚のフライを挟んだ「白身魚パン」(80円)などが目玉。7月下旬からカフェ営業も本格化させ、専用機で客の前でクリームを搾るケーキ「生搾りモンブラン」(980円、予約制)などを提供する。「多くの商品を作り、色んな人に気軽に来てもらえる店を目指す」としている。
 7月中の営業時間は午前10時~午後3時半。不定休。同店TEL070・8391・1107
 同商議所によると、5月末まで出店していた多国籍料理店「エピスパ」は、市内で自前の店を開く予定という。(吉田みなみ)

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