生産量日本一、線香の出荷ピーク 「盆切り」作業休みなく 淡路島
2021/08/07 05:30
休みなく製造作業が続く線香工場=淡路市江井、精華堂
お盆シーズンを前に、線香の生産量日本一を誇る兵庫県・淡路島で、出荷作業がピークを迎えている。昨年は新型コロナウイルス禍で出荷量が減少したが、今年は一昨年並みに戻りつつあるという。
関連ニュース
淡路島で線香の出荷ピーク 帰省代わり、贈答増えたか
【動画】「お盆前が最盛期」ピークを迎えた線香作り
「親子の愛を香りで表現」コウノトリ誕生祝い、線香を発売 淡路
淡路市江井の「精華堂」(平川(へがわ)健三郎社長)では、ピーク時に1日約100万本を生産する。工場では、機械から押し出された線香を切る「盆切り」などの作業が休みなく続く。
「昨年は中止が相次いだお寺の法要なども、規模を縮小して行われるようになった」と営業主任の男性(41)。「外出自粛でお盆を自宅で過ごす人も多いと思う。線香の香りとともに手を合わせ、先祖と向き合う機会にしてほしい」と話す。
線香の製造技術は江戸後期に大阪・堺から導入。海運業者の冬場の副業として定着した。兵庫県線香協同組合(淡路市郡家)によると、組合に加入する島内のメーカーは14社。産地全体で約2800トン(2018年度)を生産するという。(内田世紀)