神戸から移ったコアラ2匹公開 南あわじ・イングランドの丘
2021/09/24 05:30
公開された北方系コアラのピーターを撮影する来場者=南あわじ市八木養宜上
観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」(兵庫県南あわじ市八木養宜上)で23日、神戸市立王子動物園(神戸市灘区)から新しく移ったコアラ2匹の一般公開が始まった。2匹は、木の上を活発に歩いたり、ユーカリを食べたりと、愛らしい姿を見せていた。
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雌のウミ(7歳)と雄のピーター(5歳)。原産地オーストラリアの北部に生息する個体で、北方系と呼ばれる。同施設では、4匹の南方系コアラも飼育しており、国内で唯一、北方系と南方系のコアラ両方を観察できるようになった。
2匹は今月15日に同施設へ到着した。ウミは当初、目を見開いて周囲を気にするなど緊張したそぶりを見せていたが、少しずつ環境に慣れ、減っていた食事の量も増加。今では木から木へ飛び移るなど活発な姿も見せている。一方、ピーターは初日から慣れた様子で、ユーカリをたくさん食べていたという。
北方系は南方系より小さく、体毛の色が薄いのが特徴。家族で遊びにきていた大阪府吹田市の女児(9)は「よく見れば色の違いがわかった。じーっとしているのがかわいい」と話していた。
9月は28、29、30日休園。同施設TEL0799・43・2626
(中村有沙)