RIZIN出場の住村選手「完全な負け」 相手の反則で勝利、再起誓う 淡路市スポーツ大使の格闘家
2021/12/02 05:30
攻撃を仕掛ける住村竜市朗選手(左)=神戸ワールド記念ホール
兵庫県淡路市スポーツ親善大使で格闘技団体「DEEP(ディープ)」ウエルター級王者の住村竜市朗選手(35)が28日夜、神戸ワールド記念ホールであった格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」に出場した。新鋭の木下憂朔選手(21)に攻め込まれてTKOされたが、試合後に木下選手の反則行為が判明して勝者となった。
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ライジンは全国の格闘技団体から有力選手が集う国内最高峰のイベント。住村選手はこれまでに3回出場し、1勝2敗だった。
28日の試合は、第1ラウンドは互いに警戒しながらパンチを出し合う展開。第2ラウンドは住村選手が相手の背後を取るなど好機をつくったが、絞め技には持ち込めなかった。その後、相手のパンチを受けて転倒。キックを浴びて、レフェリーに試合を止められた。
試合後、ビデオ検証で木下選手が反則行為に当たる「金網をつかんでのキック」を行っていたことが確認され、木下選手は失格になった。住村選手は「ルールでは勝ちでも、完全な負け。相手の方が強かった」ときっぱり。「大好きな格闘技を続けるため、もっと努力が必要」と再起を誓った。(内田世紀)