「ラオウ」の一打に子どもたち歓声 オリックスの杉本選手ら、南あわじで野球教室
2021/12/06 21:30
シーズン本塁打王を獲得した長打力を子どもらに見せる杉本裕太郎選手=南あわじ市市青木
プロ野球で25年ぶりにパ・リーグ優勝したオリックス・バファローズの現役選手7人を招いた少年野球教室が5日、兵庫県南あわじ市市青木の三原健康広場であった。市内の全少年野球10チームから約150人が参加。本塁打王に輝いた4番打者杉本裕太郎選手のバッティングなど一流の技とパワーに目を輝かせた。
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市がスポーツや文化の第一線で活躍する人を招く「夢プロジェクト」の一環。市内で太陽光発電施設の施工などを手掛ける丸山工務店(神戸市垂水区)が球団と縁があり、実現した。
杉本選手、1番打者の福田周平選手、山岡泰輔投手ら日本シリーズでも活躍した選手が打撃、投球、守備の3組に分かれて指導した。杉本選手はお手本としてロングティーバッティングを披露。硬式球よりも飛びにくい軟式球を、子ども用のバットで100メートル以上飛ばすパワーに、児童だけでなく指導者ら大人も驚きの声を上げた。
杉本選手には、漫画「北斗の拳」のキャラクターにちなみ「ラオウ」の愛称があり、選手対児童の試合でヒットを打つと拳を突き上げるポーズを見せ、子どもらを喜ばせた。松帆少年野球クラブの男児(12)は「プロ選手はパワーも投げる球も桁外れだった。自分もプロになりたい。一緒に練習できて励みになった」と話していた。(西竹唯太朗)