チーズ製造時の副産物がせっけんに 淡路島牛乳の「ホエイ」使用、保湿効果が特徴 無添加もウリ

2021/12/30 05:30

淡路島牛乳のホエイを使ったせっけんを商品化した兵庫つげこさん(中央)らアロマ教室のスタッフ=南あわじ市阿那賀

 兵庫県南あわじ市阿那賀のアロマ教室「アロマピア」が、淡路島牛乳(南あわじ市市善光寺)のチーズ製造時にできる副産物のホエイ(乳清)を使ったせっけんを商品化した。「島内の産物を使った天然由来のせっけん」の第3弾として販売する。(西竹唯太朗) 関連ニュース 「泡立ちや泡切れがいい」 日本酒と伏流水でせっけん ロングセラー「淡路島コーヒー」のジャム登場 淡路島牛乳 淡路島の3千円ハンバーガー「どうしてここまで売れるのか」


 アロマ教室は、2017年に大阪府から夫婦で移住してきたオーナーの兵庫つげこさん(67)が運営。大阪でも同様の教室を開いていた兵庫さんが、地元住人らに化粧品の手作り教室などを開いている。せっけん作りは18年に始め、島産の蜂蜜や塩を使った2種類を販売している。
 ホエイのせっけんは、新型コロナウイルス流行の影響で乳製品が余っていると耳にして考えた。淡路島牛乳から仕入れたホエイに、オリーブオイルやパーム油など多くの油を組み合わせるレシピを作り、業者に生産を委託した。クラウドファンディングで資金を募った。
 商品は泥パックの成分を調合し、淡いピンク色。ホエイによる保湿効果が特徴で、顔や体だけでなく洗髪にも使えるという。
 1個70グラム、税込み1320円。兵庫さんは、「素材のオイルにもこだわった。無添加なので肌が弱い人も使える。乾燥する時期なので試してほしい」と話す。店頭とホームページで販売する。
 同教室TEL0799・53・6889

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